webMathematicaの導入ガイドにも書かれていますが、gnutarもしくはStuffIt 7.0.1以上をお使いください。
現在5.0.28を使用しています。(基本的にどのバージョンでも動きます。ただし,古いバージョンでは文字コードの問題で,日本語表示の異常がおきることがあります。) インストールの方法は極めて簡単。 tar.gzで固められたファイルを展開してできるディレクトリ jakarta-tomcat-5.0.28 を/usr/local/ の下に置いて、ownerの設定を適切に行うだけ(jakarta-tomcat-*/以下の所有者を tomcatを起動するユーザに変えておく)。JAVAのHome Dirを
JAVA_HOME=/System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Homeとなるようにシェルで設定して、
jakarta-tomcat-5.0.28/bin/startup.shで起動すれば動く。停止したいときは、
jakarta-tomcat-5.0.28/bin/shutdown.shでできる。
http://localhost:8080/ にアクセス。Tomcatのページが出ればとりあえず成功。 http://localhost:8080/examples/servlets/ にサンプルプログラムあり。 サンプルプログラムが動けばtomcatインストール成功。
webMathematica CDROM 内の webMathematica.tar.gz を展開。できたwebMathematica ディレクトリを /usr/local/jakarta-tomcat-5.0.28/webapps/ の中にコピー。 /usr/local/jakarta-tomcat-5.0.28/webapps/webMathemataica/WEB-INF/conf/MSP.conf中のMacOS Xに関する設定項目のコメントアウトを外す(FrontEndLaunchCommandの設定個所)。
http://localhost:8080/webMathematica でとりあえずページが表示される。 http://localhost:8080/webMathematica/BrowseExamples/Hello.html が動けばインストール成功。 Plot3DLiveが動けばフロントエンドなども全く問題なし。
webMathematica 2.xでも1.0のときに作成した.mspファイルが使えますが、置き場所に注意が必要です。 URLが
http://localhost:8080/webMathematica/MSP/SubDir/Scriptであるとき、webMathematicaはデフォルトでは、Tomcatのディレクトリ(今の場合は/usr/local/jakarta-tomcat-4.1.29/)内の
webapps/webMathemataica/WEB-INF/MSPScripts/SubDir/Script.mspを探すようになっています。デフォルトのまま使うならば、MSPファイルはMSPScriptsの下に置かなくてはなりません。詳しくはUser's Guideの「8.4 URLのMSPスクリプトへのマッピング 」を参照してください。
MSPからJSPへの変換は非常に簡単です。変換方法はUser's Guideの8.1.1に詳しく書いてあります。当方では、簡単なPerlスクリプトを書いて100以上あるMSPファイル一括変換しました。
当方では、apacheのmod_proxyを利用してtomcat+mathematicaサーバに要求を飛ばすようにしている。 webMathematica1.0を導入した当時、mod_webapp.soを使う方法がうまくいかなかったのと将来的にMathematica稼働マシンを複数台置く構想があったために採用した方法であったが、今ではwebMathematica 2.1のマニュアルでも最も簡単な方法として説明されている。