代数学I・演習 (総合科学部/3回生/数理・情報科学科)

基本情報

担当教員

川添 充

講義の目標

代数学の中の、群論と環論を扱います。群は数学に限らず、様々な分野に応用される基礎的概念です。 また、環論は代数学以外の数学分野でも重要な理論です。この講義では、群・環の定義からはじめ、 群・環に関するさまざまな性質を学びます。群については、準同型定理を理解し運用できること、 位数の小さな有限群の構造が決定できること、環については、イデアルの概念を理解すること、環の準同型を 理解し運用できること、を目標とします。

教科書

とくに指定しない。

講義内容予定 (全15回)

月日内容
14/12全体の説明, 群の定義と例
24/18部分群, 巡回群
34/26対称群と置換群(1)
45/10対称群と置換群(2)
55/17いろいろな群
65/24剰余類
75/31剰余群
86/7群の準同型と同型
96/14準同型定理と同型定理
106/21群の直積
116/28アーベル群の基本定理
127/5環の定義と例, 環の準同型と同型
137/12イデアルと可換環の準同型定理
147/26試験
158/2

単位の認定法

成績評価は,演習参加 10%,小テスト30%, 期末テスト 60% で評価する。なお、ここでいう「演習参加」とは授業に出てその日の演習プリントを 提出することを意味する。(演習の詳細は授業で説明する。)


Last modified: Tue Apr 11 06:31:40 JST 2006