デジタルフラッシュカードの作り方
音が出てゲームもできる単語カードを無料で作る!
清原文代
(大阪府立大学高等教育推進機構外国語教育センター)

はじめに

中国語教育学会関西地区研究会において「デジタルフラッシュカードの作り方—音が出てゲームもできる単語カードを無料で作る!」と題した話をしました。

中国語教育学会関西地区研究会(2012年7月14日)のプログラム

QuizletというWebサービスの使い方を紹介しています。Quizletを使えば、普段パソコンを使うのはWebの閲覧とメール、そしてWordくらいという方でも、中国語音声付きの単語カードを簡単に作ることができると思います。

私が作ったQuizletのセット

以下は私が大学1年生の第二外国語の中国語入門クラス(1年生前期)と中国語初級クラス(1年生後期)のために作ったQuizletのカードセットです。それぞれ約150の語彙を選んでカードセットを作りました。
公開モードにしてありますので、Quizletのアカウントがなくてもどなたでも利用できます。

このカードセットは、浦山あゆみ・方紅・田邉鉄・清原文代『基礎中国語の単語と例文』の一部を改変して作ったものです。『基礎中国語の単語と例文』は科研基盤(C)一般(2010-2012年)課題番号22520574「紙とe-Learningを繋ぐワンソース・マルチユース教材の開発」の成果物の一つです。

中国語入門期用のカードセット、約150語

上記約150語を発音練習に便利なように7つのグループに分けたものもあります。

上記約150語をおおまかに品詞別に分けたものもあります。

中国語初級期用のカードセット、約150語

上記約150語を発音練習に便利なように7つのグループに分けたものもあります。

上記約150語をおおまかに品詞別に分けたものもあります。

私が作ったQuizletの単語カードセットのQRコード(2015年4月9日追記)

Quizletはスマートフォンでも使えます。上記の単語カードセットのうち、単語の一文字目の発音で配列したカードセットを選び、スマートフォンのWebブラウザでアクセスしやすいようにGoogle URL ShortenerでQRコードを作り、PDFにしました。
中国語入門初級用単語カードセットのQRコードを含むPDFを見る
QRコードをスマートフォンで読み取って、Webブラウザで単語カードセットにアクセスします。
iPhoneやiPadはQRコード読み取りアプリは入っていませんので、App Storeから適当なアプリを選んで入れます。
(例)お父さんQR(無料、広告表示あり)
Android搭載のスマートフォンやタブレットの場合は機種によります。あらかじめQRコード読み取りアプリを搭載して出荷されている機種もあれば、そうでないものもあります。QRコード読み取りアプリが搭載されていない場合は、Google Playで適当なアプリを選んでインストールします。
なお、アプリをインストールする際には、アプリがスマートフォン内のどのデータにアクセスする権限を持つのか、注意するようにしてください。QRコード読み取りアプリの中にはアドレス帳へのアクセスを要求するものもあります。

資料と動画その2(2015年4月9日追記)

中国語教育学会2014年度第6回研究会ワークショップ「中国語の反転授業に使えるデジタル教材を作る」(2015年3月7日、於大阪府立大学)において、Quizletで実際にカードセットを作るワークショップを実施しました。その際の報告と配布資料(Quizletの操作画面の動画へのリンクがあります)を公開しています。
中国語教育学会第6回研究会ワークショップ「中国語の反転授業に使えるデジタル教材を作る」報告を見る
以下の「資料と動画その1」の時点(2012年7月)からQuizletの操作画面にはかなりの変更がありますので、これからQuizletを使おうと思われる方は上記の2015年3月7日の報告と配布資料(PDF)をご覧ください。以下の「資料と動画その1」(2012年7月14日)は、参考資料として置いておきます。

資料と動画その1

中国語教育学会関西地区研究会(2012年7月14日 関西大学千里山キャンパス)のプチセミナーにおいて「デジタルフラッシュカードの作り方—音が出てゲームもできる単語カードを無料で作る!」において配布した資料、撮影した動画を公開します。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
以下の資料と動画は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本 ライセンスの下に提供されています。

資料

動画

当日撮影した動画、画面がやや暗いですが、ご寛恕ください。
質疑応答部分を省くなど一部編集しています。約50分間あります。

清原文代「デジタルフラッシュカードの作り方—音が出てゲームもできる単語カードを無料で作る」の動画を見る

2012年7月15日公開開始
2012年10月17日増補
2015年4月9日増補