強制フォント変更

この文章はMac OS 9の中国語環境に関するものです。

スクリプト感知をするもの

以下のワープロはフォントがどの言語に属しているかを感知します。したがって、全てを選択してフォントを変更すると、指定されたフォントに属する言 語で書かれた部分だけを変更します。

例えば、OsakaとBeijingとTaipeiで書かれた文章があるとします。Osakaは日本語、Beijingは簡体字中国語、 Taipeiは繁体字中国語に属します。全てを選択してフォントメニューからSongを選ぶと、Songは簡体字中国語に属しますから、Beijingの 部分だけを選んでSongに変更します。OsakaやTaipeiで書かれた部分はそのままです。

スクリプト感知は非常に便利な機能なのですが、時には強制的に全てのフォントを変えたい時があります。

中国語で書かれたテキストファイルをワープロやエディタで開けると、文字化けしていることがあります。 なぜならテキストファイルにはフォント指定情報は含まれていないため、日本語版のワープロやエディタはまず日本語であると判断して開いてしまいます。その 結果は当然文字化けです。

その上、一旦日本語のフォントに指定されてしまっているので、スクリプト感知をするソフトでは、全てを選択して中国語のフォントを選んでも文字化け は直りません。そのようなときには強制フォント変更をかけます。方法はソフトによって異なります。

強制フォント変更の方法

Nisus Writer
全てを選択し、shiftキーを押しながらフォントを選ぶ。
AppleWorks
全てを選択し、コマンド(リンゴマークのキー)と optionキーを押しながらフォントを選ぶ。
Jedit
全てを選択し、optionキーを押しながらフォントを選ぶ。
ジャンボエディタ
全てを選択し、コマンド(リンゴマークのキー)と optionキーを押しながらフォントを選ぶ。
Tex-Edit Plus 4.0.1J
全てを選択し、optionキーを押しながらフォントを選ぶ。Ver.4からスクリプト感知するようになりました。
Pascal Write(Mariner Write)
このソフトの場合、普通に全てを選んでフォントを変更すると、強制変更になります。スクリプト感知をしたい時は、全てを選択し、option キーを押しながらフォントを選びます。他の多言語ワープロとは操作が逆になってますので、注意が必要です。


スクリプト感知をしないもの

以下のものは、スクリプト感知をしません。したがって、全てを選んでフォントを指定すると、常に強制的にフォントを変更します。日本 語と中国語が混在した文章の場合、文字化けが生じることになります。


2001年4月17日

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