以下のワープロはフォントがどの言語に属しているかを感知します。したがって、全てを選択してフォントを変更すると、指定されたフォントに属する言 語で書かれた部分だけを変更します。
例えば、OsakaとBeijingとTaipeiで書かれた文章があるとします。Osakaは日本語、Beijingは簡体字中国語、 Taipeiは繁体字中国語に属します。全てを選択してフォントメニューからSongを選ぶと、Songは簡体字中国語に属しますから、Beijingの 部分だけを選んでSongに変更します。OsakaやTaipeiで書かれた部分はそのままです。
スクリプト感知は非常に便利な機能なのですが、時には強制的に全てのフォントを変えたい時があります。
中国語で書かれたテキストファイルをワープロやエディタで開けると、文字化けしていることがあります。 なぜならテキストファイルにはフォント指定情報は含まれていないため、日本語版のワープロやエディタはまず日本語であると判断して開いてしまいます。その 結果は当然文字化けです。
その上、一旦日本語のフォントに指定されてしまっているので、スクリプト感知をするソフトでは、全てを選択して中国語のフォントを選んでも文字化け は直りません。そのようなときには強制フォント変更をかけます。方法はソフトによって異なります。
以下のものは、スクリプト感知をしません。したがって、全てを選んでフォントを指定すると、常に強制的にフォントを変更します。日本 語と中国語が混在した文章の場合、文字化けが生じることになります。
2001年4月17日