Mac OS 9付属のChinese Language Kitの簡体字フォントには声調符号付き拼音が含まれていますが、キーボードから直接入力できず文字ウィンドウからクリックして一つずつ入力することにな ります。字体も美しくありません。
声調符号付き拼音を大量に入力する必要があるのなら、マキエンタープライズ社のpinyinフォントが あります。マキ・エンタープライズ社のpinyinフォントはキーボードから直接入力することができます。また、フォントのデザインもMac OS9付属のものよりずっと美しく見やすいです。
フォントと入力ソフトという構成です。
入力方法は、声調符号をつけるアルファベットの前或いは後ろに声調を数字で入力するというもので、日本語入力ソフトのような辞書を持っているわけではあり
ません。
(例)h3ao または、ha3o
辞書を持っていない怪我の功名といいましょうか、授業での説明用としてわざと間違った声調符号の振り方ができます(笑)。
ただデータ互換という意味では、相手がpinyinフォントを持っていない限りだめです。
単に表示と印刷をするのであれば、相手がpinyinフォントを持っていなくても、Acrobatを
使ってPDFにして渡すという手があります。
PDFを作るには有料のソフトであるAcrobatが必要ですが、PDFを閲覧するだけなら無償でAcrobat
Readerが提供されています。Windows版Mac版両方ともあります。
PDFにする際にはAcrobat Distillerの設定を少し変更して、pinyinフォントを常に埋め込むフォントとして設定する必要があります。pinyinフォントは言語属性と してはUSなので、初期設定のままでは埋め込まれないようです。