機構FDセミナー&ワークショップ
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2007年度第2回機構FDセミナー
19年度第2回FDセミナーのご案内
19年度の第2回のセミナーを絹川正吉氏( 前国際基督教大学長)を講師としてお迎えして6月29日に開かれます。絹川先生は我が国においてGPAがもっとも早くから導入されているICUにおいて、GPAを活用してどう教育を良くしていくかということに尽力されてきました。(講演概要参照)
皆様ご多忙のこととは思いますが、万障お繰り合わせの上、参加していただけますようお願いいたします。
高等教育開発センター長 奥野 武俊
プログラム
日時 12月14日(金)16:30~18:00
場所 (中百舌鳥キャンパス)学術交流会館多目的 ホール
(羽曳野キャンパス)L402 教室
16:30~16:35 主催者挨拶
16:35~17:35
「GPA制度の活用」
絹川 正吉( 前国際基督教大学長、特色ある大学教育支援
プログラム実施委員会 委員長)
17:35~18:00 質疑応答
講演概要
日本の大学教員の多くは、アメリカ輸入のGPA制度について、大学論的忌避感覚 を持っているように思われる。例えば、GPA制度は相対評価を前提とするが、大学における評価は、すべからく絶対評価であるべきで、GPA制度は大学になじまない、という批判もそのような忌避感覚の表現である。この忌避感覚は「大学」という営みにとって重要なことである。
しかし、ユニバーサル化した大学において、例えば、学生の学習態度の改善を促すことが、大学の教育活動として重要になってきた。そのような教育活動の手がかりとして、GPA制度が有効性を持っていることは、国際基督教大学の50年にわたるGPA制度運用の経験からも言えることである。
学生はGPA制度を用いて自らの学業を自己管理することを学ぶのである。GPA制度はその運用の仕方に価値がある。
大学における教育に役立つようにGPA制度をどのように用いるか、国際基督教大学の経験を通して考察してみたい。