初修外国語

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朝鮮語(韓国語)

朝鮮語・韓国語は「ハングル」という文字を使う言語です。ハングルは、世宗国王(朝鮮王朝第4代目)が韓国語を表記するために学者と共に創り出した表音文字(基本母音10個と基本子音14個)です。子音と母音の組み合わせで単語が作られるため、文字さえ覚えておけばすべての韓国語が読めるわけです。そして、韓国語は、日本語との類似性が最も高い言語の一つです。

1.日本語と語順がほぼ同じです。

어제 먹은 요리 정말 맛있 었어
昨日 食べた 料理 本当 美味し かった です。

語順が同じなので、単語や基本文法項目を日本語に合わせて置き換えていけば文になります。なお、多少のずれはあるものの、日本語と同様に助詞を用いて文を繋ぎます。

2.語彙の類似性も高いです。

학생 생활 활동 동작 작가 가전 전기 기압
学生 生活 活動 動作 作家 家電 電気 気圧

漢字の読みの違いはあるものの、韓国語は日本語と同じく漢字文化圏なので、漢字の組み合わせが非常に似ています。

3.韓国語にも敬語があります。

日本語の敬語は、尊敬語・謙譲語の使い分けのほうが、韓国語では、丁寧語の使い分けのほうが複雑です。日本語は、ソトの人に身内を高めてはいけない相対敬語ですが、韓国語では身内でも目上の人なら尊敬語を使う絶対敬語の側面が強い言語です。

このように、日本語と韓国語は、言語的類似性だけでなく、それを使う文化的な背景が非常に共通しているため、日本語母語話者にとっては最も学びやすい外国語だと言えるでしょう。

朝鮮語(韓国語)では、以下の授業の履修ができます。

  1. 8単位コース(週2回):1年次科目文法と会話に分けて、週2回の授業を行います。300語程度の語彙を覚えることにより、買い物、道案内、飲食店での注文、病院での診察などの身近な話題の内容を理解し、表現できることを目指します。
  2. 4単位コース(週1回):1年次科目語彙を200個程度、覚えることにより、自分自身や家族の名前、特徴・好き嫌いなどの私的な話題、日課や予定、食べ物などの身近なことについて伝え合うことができることを目指します。
  3. 会話Ⅰ・Ⅱ:2年次科目日常よく使われる表現や、覚えておけば役に立つ便利な表現など、日常会話のスキルを身につけさせることを目指します。
  4. 中級読解Ⅰ・Ⅱ:3年次科目経済・社会・文化の分野におけるテーマの文章を読んで内容を理解し、推論できることを目指します。
  5. 韓国語海外語学研修:全学年科目授業で学習したことをふまえて、韓国の大学でさらに韓国語を学びます。教室では学んだり感じたりすることができない様々な経験が、夏休み期間中の14日間にできます。現地で多くのネイティブスピーカーから直接に生きた韓国語を学ぶことにより、正しい発音の体験、適切な表現方法の会得、通常の会話スピードでのヒアリング能力などを磨くことができます。また、国際人として必要な幅広い視野、積極性、協調性などが修得できます。