フォントメニューから中国語簡体字のフォントを選びます。簡体字のフォントとしては、Beijing、Song、Kai、hei、FangSong
などがあります。
ただし、Beijingは画面表示用のフォントで、印刷には向きません。
フォントとスクリプトの同期ができるソフトであれば、自動的に簡体字フォントに変わっているはずですが、もし変わっていなければ、入力メニューから 「簡体中文」を選びます。
「簡体中文」には「五笔画」「五笔型」「ABC标准」といった入力方法が用意されていますが、pinyinで入力する場合には「ABC标准」を使い ます。入力方法は鉛筆メニューで選択します。
日本語入力との変換操作の違いさえ気にならなければ、変換効率も良く十分使える入力方法です。
句点または読点の手前まで一気にpinyinを入力します。声調は入れません。
スペースバーを押して変換します。
最初の単語をreturnキーを押して確定すると、次の単語が変換されます。
単語の区切りがおかしい場合は、「deleteキー」を押して単語の区切りを修正し、スペースバーを押して再変換します。
隔音符号は「-」を使います。(例)西安 xi-an
üはvで代用します。(例)女 nv
フォントメニューから中国語繁体字のフォントを選びます。繁体字のフォントとしてはTaipei、AppleLisung、
AppleLiGothic
Medium、BiauKaiなどがあります。
ただし、Taipeiは画面表示用のフォントで、印刷には向きません。
フォントとスクリプトの同期ができるソフトであれば、自動的に入力メニューが「繁体中文」に変わっているはずですが、もし変わっていなければ、入力 メニューから「繁体中文」を選びます。
「繁体中文」には「蒼頡」「大易」「簡易」「注音」「拼音」などの入力方法が用意されています。入力方法は鉛筆メニューから選びます。
pinyinで入力する場合、実質的には単漢字入力です。拼音による繁体字入力を頻繁に使うのであれば、BOPOMOFO繁体字版の購入をお勧めし ます。ただ残念なことにBOPOMOFO繁体字版は現在品切れ状態です。
まず鉛筆メニューで「聯想」にチェックをつけてください。これによって、1字入力すると、自動的にその字に続く確率の高い字が候補として示され、い くらか入力効率が上がります。例えば「電」を入力すると、自動的に「力」「子」などが候補としてあがるようになります。
1文字分拼音を打ち込みます。声調はなくてもかまいませんが、声調をつける場合は、10キーの数字キーを使います。アルファベットキーの上段にある 数字キーではだめです。
スペースバーを押すと変換候補が現れます。候補番号を押して必要な字を選ぶと、自動的に次に来る字の候補が示されます。示された候補の中に自分の打 ちたい字がなければ、新たに拼音を入力します。
聯想機能による次の文字の候補の表示をキャンセルしたい時は、escキーを押します。
üはuで代用します。(例)女 nu
現行のMacにはJIS配列のキーボードが標準でついてきますが、Mac OS9に付属するChinese Language KitはJISキーボードに対応していません。そのため中国語を入力するときに、一部の記号を入力する際、キーの刻印と実際に入力される記号が一致しませ ん。
以下にキーの刻印と実際に入力される記号が一致しないもののうち、主な記号の対応表をあげます。これは中国語を入力するときの問題であって、日本語 ではこの問題は起こりません。
またMacOSX 10.2.4以降ではこの問題は解決しています。
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抜本的な対策としては、デスクトップ型のPowerMacintoshやiMacの場合、US配列のキーボードを別途購入するという手があります。
PowerBookやiBookの場合はアップルスト アから購入すれば、購入時にキーボードをUS配列にすることができます。
でもこれは慣れの問題なんでしょうが、日本語に限って言えば、JIS配列キーボードの方が便利なように思うんですよね… 悩ましいところです。
2003年8月31日