この教材は、2006年度に配信された「大阪府立大学ドイツ語講座——憶えておきたい100の表現」の成果を元に、平成18年度大阪府立大学総合教育研究機構プロジェクト型研究費を得て制作されました。2007年4月よりポッドキャストを使って週1回、計30回に渡って配信しました。現在もインターネット上に置いてあり、iTunesを使って全30回分の音声と解説プリントをダウンロードすることができます。
前回の教材が単文であったのに対し、今回は2人の人の対話です。テーマは旅行会話です。ホテルのチェックイン・レストランでの食事・買い物など旅行でよく遭遇する場面を取り上げています。その他、わからない言葉の意味を尋ねる、もう一度言ってもらうように頼む・ゆっくり話してもらうように頼む等、外国語としてドイツ語を学ぶ人にとって必ず必要な表現も含んでいます。場面が中心の教材構成ですので、文法の面では系統的に教材が配列されているわけではありませんが、初級レベルの重要な文法事項を多く含んでいます。
対話の長さは1分足らずで、3回リピートされています。1回目はドイツ語のみ、2回目はドイツ語と日本語を話者ごとに交互に、3回目は再びドイツ語のみです。3回分全部合わせても2分ほどで、初級の人でも無理なく学べる長さです。1回目はまず聞き取れるか試してみてください。2回目で日本語訳を参考に意味を確認します。3回目は復習でもう一度聞いてください。できれば3回目でシャドーイング(ドイツ語のすぐ後について発音する)をしてみてください。
この教材はポッドキャストという技術を使って無料で配信されます。一旦登録すれば自動で音声と解説を書いたプリント(PDFファイル)が継続配信されます。音声はiPod等デジタル音楽プレーヤーに転送することができます。また音声に加えてプリントも配信されますので、テキストを見て内容を確認し、更に学習を深めることもできます。
著者 | 山本 博志(総合教育研究機構教授) Hans-Joachim Pepping(総合教育研究機構准教授) 兼田 博(総合教育研究機構准教授) |
ドイツ語吹き込み | Hans-Joachim Pepping(総合教育研究機構准教授) 智子・Pepping |
日本語吹き込み | 舩本弥生(ナレーター) 本多信男(舞台俳優) |
第1回 | 自己紹介 |
第2回 | あなたは日本人ですか |
第3回 | 何をするのが好きですか |
第4回 | 呼び出しアナウンス |
第5回 | 空港のアナウンス |
第6回 | 駅で 市内への交通 |
第7回 | 銀行で両替する |
第8回 | 時間を尋ねる |
第9回 | 食事を注文する |
第10回 | 郵便局 |
第11回 | 食事を注文する |
第12回 | ドイツ語で何といいますか |
第13回 | 買い物 |
第14回 | 道を尋ねる |
第15回 | 喫茶店で支払う |
第16回 | ホテルのチェックイン |
第17回 | 病状説明 |
第18回 | 観光地で、押し売りを断る |
第19回 | 切符購入、割引を求める |
第20回 | 電話をかけてレストランを予約する |
第21回 | 目的地への行き方を尋ねる |
第22回 | ホテルの部屋で、不審者が来る |
第23回 | 土産物屋で |
第24回 | 出迎え |
第25回 | 予定を述べる |
第26回 | きのうのことについて話す |
第27回 | 観光地でカメラのシャッターを押してもらう |
第28回 | 代理で予約を頼む |
第29回 | 家に招待する |
第30回 | 空港で値切る |