第9回補足:中国の携帯電話
第9回のプリントでは中国語の電話会社と携帯電話会社のWebページを紹介しました。中国語で携帯電話のことは、“手机” と言います。“机”は「機」の簡体字です。机のことではありません。
中国で売られている携帯電話の価格を見ると、高いなあと思われる方が多いと思います。これは中国が高いのではなくて、日本が安いのです。日本では携帯電話会社からの販売奨励金があるため携帯電話本体を原価以下で販売できます。しかし電話会社はどこかでその分を取り戻さねばなりません。その分は月々の電話代という形で回収しているのです。中国では携帯電話本体は本体としての値段、電話料金は電話料金という形になっているので、一見すると携帯電話本体の価格が高く見えるのです。
携帯電話には電話番号などを記録したSIMと呼ばれる部品が入っていますが、日本ではSIMはロックされていて1台の携帯電話と1つのSIMが固定した関係になっています。中国ではSIMはロックされていないことが普通です。例えば、地元ではAという携帯電話会社のSIMを入れ、出張に出かけた先ではBという電話会社のSIMを入れるということが可能です。そういう点からも上記のような販売方法がとられているのでしょう。
また日本ではすっかり影の薄くなった感のあるPHSですが、中国ではなかなか健闘しているようです。PHSのことは中国語で“小灵通” と言います。これは中国では携帯電話は電話をかけた人だけでなく、電話を受けた人にも電話料金がかかるのに対し、PHSは電話をかけた人しか料金がかからないからだそうです。
参考:「中国版PHS『小霊通』の普及とその成功秘話」
以上なるべく正確を期して書いたつもりではありますが、私は中国経済の専門家ではありませんので、より正確で詳しい情報をお求めの方は以下のWebページが参考になると思います。
国立国会図書館「テーマ別調べ方案内 中国の経済・産業について調べるには」
中国で売られている携帯電話の価格を見ると、高いなあと思われる方が多いと思います。これは中国が高いのではなくて、日本が安いのです。日本では携帯電話会社からの販売奨励金があるため携帯電話本体を原価以下で販売できます。しかし電話会社はどこかでその分を取り戻さねばなりません。その分は月々の電話代という形で回収しているのです。中国では携帯電話本体は本体としての値段、電話料金は電話料金という形になっているので、一見すると携帯電話本体の価格が高く見えるのです。
携帯電話には電話番号などを記録したSIMと呼ばれる部品が入っていますが、日本ではSIMはロックされていて1台の携帯電話と1つのSIMが固定した関係になっています。中国ではSIMはロックされていないことが普通です。例えば、地元ではAという携帯電話会社のSIMを入れ、出張に出かけた先ではBという電話会社のSIMを入れるということが可能です。そういう点からも上記のような販売方法がとられているのでしょう。
また日本ではすっかり影の薄くなった感のあるPHSですが、中国ではなかなか健闘しているようです。PHSのことは中国語で“小灵通” と言います。これは中国では携帯電話は電話をかけた人だけでなく、電話を受けた人にも電話料金がかかるのに対し、PHSは電話をかけた人しか料金がかからないからだそうです。
参考:「中国版PHS『小霊通』の普及とその成功秘話」
以上なるべく正確を期して書いたつもりではありますが、私は中国経済の専門家ではありませんので、より正確で詳しい情報をお求めの方は以下のWebページが参考になると思います。
国立国会図書館「テーマ別調べ方案内 中国の経済・産業について調べるには」
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